エブリシング・バブル 2022 5 22

書名 エブリシング・バブルの崩壊
    世界的な経済不況の中、復活するのは日本
著者 エミン・ユルマズ  集英社

「なんでも(everything)バブルになった」
 著者が指摘するように、2021年は、
株価だけでなく、不動産、仮想通貨、NFTまで
バブルになったと言えるかもしれません。
 株価の中味を見ても、
かつてのITバブルの時と違って、
多くの業種の株価がバブルになったかもしれません。
それが2021年だったでしょう。
 このようなエブリシング・バブルを作り出したのは、
米国の中央銀行であるFRBの金融緩和と言えます。
 だから、2022年に入って、
FRBは、金融引き締めに転じています。
 ニュースでは、FRBは、表向きは、
インフレ防止のために利上げをすると言っていますが、
本音は、自分たちが作った
エブリシング・バブルを止めたいのでしょう。
 本音を言っていないという点で、
FRBは、米国民に対して説明不足かもしれません。
 しかし、多くの評論家が言うように、
バブル崩壊は、利上げから始まります。
 アメリカのバブル崩壊が、いつまで続くか。
日本のように「失われた10年」ぐらいになると思います。
 中国のバブルは、数年前に崩壊したと思いますが、
米中両国のバブル崩壊は、どちらが回復が早いか。
 さて、この20年間、世界の経済成長から除外されてきた
日本の復活があると信じてきます。
 世界は、エブリシング・バブルで、
あらゆるものが過剰になっていると思います。
 しかし、日本は、長らく続いたデフレによって、
過剰なものどころか、余分なものがない筋肉質になっています。
世界は沈み、日本が復活する。
























































































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